江戸時代からのからくりの中で最もよく知られている茶運び人形の巧妙なメカニズムと先人の知恵について解説し、復元してみました。
著者 | 坂野 進 著 |
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ジャンル | ロボット |
シリーズ | サイエンス・シリーズ |
出版年月日 | 2001/09/01 |
ISBN | 9784827722765 |
判型・ページ数 | 4-6・132ページ |
定価 | 1,760円(本体1,600円+税) |
在庫 | 在庫僅少 |
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目次
第1章:からくりの世界
からくりのルーツと歴史
ぜんまいを動力源とするからくり・水銀を用いたからくり・砂を用いたからくり
水を用いたからくり・人手による糸や棒で操るからくり
西洋のからくり・日本のからくり
第2章:茶運び人形の復元製作
茶運び人形の構成・動作原理(移動速度を制御する・前進・後進・停止の仕組みなど)
茶運び人形の移動範囲の計算
歯車の設計
製作に必要な材料・道具
ぜんまい・板ばねの製作
第3章:茶運び人形製作図面
第4章:茶運び人形の電子化
内容説明
茶運び人形はぜんまいを動力源とし、機械を巧みに操ったものです。
基本的構成は 人の力→ぜんまい→歯車→移動車→人形の動き です。
江戸時代には鋼鉄のばねは存在しなかったので、鯨のひげを用いていました。鯨のひげは熱を加えることにより柔らかくなり、渦巻状に巻いた形で冷やせばぜんまいができあがります。
なぜお盆にお茶を乗せると動き出すのでしょう?