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甦るらせん水車

戦前富山県を中心に普及していたらせん水車を今また見直して利用しようとする動きを解説。 

著者里深 文彦 著
瀧本 裕士 著
ジャンル自然エネルギー
シリーズ自然エネルギー
出版年月日2010/07/01
ISBN9784827723366
判型・ページ数A5・90ページ
定価1,100円(本体1,000円+税)
在庫在庫僅少
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目次

第1章:らせん水車とは
第2章:らせん水車の歴史
第3章:らせん水車の原理・特徴
第4章:らせん水車をベースとした新型マイクロ水力発電装置
第5章:実用化・導入に向けての検討
第6章:地域の取り組み(設置例)
第7章:地球環境問題とらせん水車

内容説明

らせん水車は大正時代に富山県砺波市の鍛冶職人によって作製されたものです。富山県の扇状地に広がる農業用水を巧みに利用した水車で、戦前までは重要な農業動力源として用いられてきました。戦後になって機械化の進展に伴い、数は急速に減退してしまい、現在ではその存在を知る人も少なくなってきています。しかし近年、維持管理の容易ならせん水車が「環境に適合する」技術として甦らせようという運動が始まりました。低水量・低落差でも効率よく稼働し、ゴミに強いという特徴を活かして、産学官連携による研究開発が行われています。本書ではこうしたらせん水車利用の歴史及びマイクロ水力発電への利用について詳しく取り上げています。

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